デザイナーによるクリニック内装工事の一例
保育園の空間を意識した小児科の内装工事
建築デザイナーとなって20年目のキャリアを持っており、数多くの商業施設や事務所の内装工事に携わってきました。
そのなかでも興味深いのがクリニックであり、これまでに約100件の個人医院を手掛けてきました。
そのすべてが依頼人の希望を忠実に再現をしており、1つも同じスタイルのものはありません。
そこでここでは、これまで私が手掛けてきたクリニックの内装工事の一例をあげつつ、どのようなスタイルだと好感を得やすいのかを見ていくことにしましょう。
まず最初は小児科で、ここで大切にしたことは安らぎを得られる空間作りというものです。
幼いお子さんが足を運ぶことを考え、内装全体はピンクとブルーを強調したメルヘンチックなスタイルを用意しました。
依頼人からは清潔感も醸し出して欲しいという要望があり、壁紙は抗菌使用で汚れが付着しにくい素材を採用しています。
そして待合室には大きな掛け時計を設置し、1時間ごとに音楽が鳴るものを採用しました。
壁には子供に人気があるアニメキャラクターのイラストをシールで貼り、医療施設というよりも保育園のような空間を作り出したのが特徴です。
保育園の空間を意識した小児科の内装工事
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