デザイナーによるクリニック内装工事の一例

車椅子を想定した整形外科と防音加工の婦人科

保育園の空間を意識した小児科の内装工事 | 車椅子を想定した整形外科と防音加工の婦人科 | クリニックは一般的な内装工事よりも割高

次に整形外科クリニックの場合だと、依頼人から半数以上が高齢の患者が占めるという情報を先に聴いていました。
これにより室内全体をバリアフリー施工にして、車椅子でも入りやすいようにスロープを備えることにしたものです。
内装工事はあとからでも手を加えることは可能ですが、その場合は不要な箇所を撤去する必要があります。
若干コストが高くなるため、可能な限り建設時に手を加えるのが望ましいといえるでしょう。
整形外科だと診察室のほかに、リハビリルームも必要です。
先述した小児科と比べるとひとつの空間でさまざまな診療を実施されるため、あらかじめ念入りなヒアリング時間を持つことも大切になります。
私は計10回のヒアリングを施工完了までに持ち、逐一変更点がないか確認もしたものです。
もっとも内装工事で時間が掛かったのが、婦人科でした。
都内の駅前にある複合施設のテナントに入居した婦人科で、必要な内装工事は防音加工でした。
婦人科の場合、デリケートな診察を実施するため患者と医者の会話が外に漏れないように配慮をしないといけません。
そこで使用をしたのがウレタンマットであり、壁の内部に隙間なくセットをしたわけです。
さらに安心感を与えられる間接照明も希望をされ、天井と梁の間にタングステンライトを埋め込みました。

銀座一丁目 皮膚科クリニック内装工事 監理業務

内装の仕上げも床を残すのみです。

製作家具の搬入が楽しみです。
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— ken philip (@kenphilip8) December 22, 2019